いぬのひと。

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補助犬の受け入れ、お店やタクシーの6割が拒否?

日本補助犬情報センターが補助犬使用者にアンケート調査を行なった結果、6割の人が補助犬盲導犬介助犬聴導犬)をともなった飲食店およびタクシー利用を断られたことがあると判明しました。

 

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特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター

mainichi.jp

 

アンケートの回答者は補助犬利用者47名です。

 

厚生労働省が2016年5月1日に発表した情報によると、日本では現在

盲導犬 984頭

介助犬 74頭

聴導犬 65頭

計1,123頭の補助犬が活動しています。

 

つまり今回のアンケート結果は、補助犬利用者のうち、たった4%の人が答えた結果にすぎません。

だからといって、これは軽んじるべきではなく、むしろ注目すべき結果なのです。

 

 

日本には「身体障害者補助犬法」や「障害者差別解消法」がありますが、いまだに補助犬の受け入れ態勢が整っていると言いきれません。 

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(photo by http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syakai/hojyoken/pdf/poster_1208a.pdf) 

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(photo by http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/pdf/sabekai/poster.pdf

 

それは身体障害者補助犬に対する理解がまだ足りず、扱い方もよくわかっていないからだと思います。

とくに補助犬に関しては、盲導犬はメディアで多く取り上げられてきたものの、聴導犬介助犬への認知度が低いのではないでしょうか。

 

補助犬受け入れ態勢が整っていくためには、今回のアンケート結果のような情報発信がきっと非常に大事なのです。

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(photo by http://www.caresapo.jp/relax/hojoken/19150