犬の人工血液、5年後には実用化か?
中央大学と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究チームが
犬の人工血液を開発したと、
10月19日に同大学が発表しました。
同大学理工学部の小松晃之教授が中心となったこちらの詳細は、
11月24日・25日に開催された第23回日本血液代替物学会年次大会にて
発表されたようす。
5年後の実用化を目指すそうです。
現在日本には動物用血液バンクがなく、
数少ない「供血犬」や「献血ドナー」が
輸血を担っています。
人工血液が実用化されれば
より多くの犬が助かることになり、
また血を分ける側の犬の負担も減ります。
ペット需要が高騰している今、
研究に賛同する意見も多いのではないでしょうか。
人の人工血液輸血に関しては、
現在イギリスにて臨床試験段階です。
動物実験というものもありますし、
おそらく犬の人工血液輸血のほうが、
人の人工血液輸血よりも
早く実用化されるでしょう。
その結果が、人の人工血液実用化にも
大きく貢献すると思われます。
人にも犬にも、よりよい未来を。
副作用のない人工血液輸血の実用化が
待ち遠しいですね。
<参考サイト>
KEK IMSS ニュース・成果 | イヌ用人工血液の合成と構造解析に成功