秋田犬はアキタイヌ? アキタケン? その4
血統書をもつ犬は、条件次第で別団体に移籍して血統書を作成できます。
(photo by http://www.jkc.or.jp/modules/certifiedpdgr/index.php?content_id=2)
例えば、日保や秋保からJKCへの移籍(単犬登録)は可能です。
・一般社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC) - 【2014年4月1日より改訂】 登録料金一覧表
同様に、秋保から日保への移籍(本登録)も可能です。
JKCから日保へは、両親・両祖父母に他団体の籍が1つでもある場合のみ、予備登録という形で移籍登録ができます。
・他団体の血統書をお持ちの方へ | 公益社団法人 日本犬保存会
JKCや日保から秋保への移籍が可能かどうかは、現時点の調べでは分かりませんでした。
血統書は、犬種のスタンダードにどれだけ近いか評価する品評会に参加したい場合のほかに、動物取扱業登録をしたブリーダーが動物の有償譲渡する際に必要です。
逆に言えば、ペットショーに参加したい飼い主やブリーダー以外の人には、血統書はどうしても必要なものではありません。
多くの飼い主にとって、血統書は購入した仔が純犬種である証として、また良血統の場合はそれを証明する裏付けでしかないと思うのです。
ですが血統書の内容自体、必ずしも正しいとは言い切れません。
血統書作成は自己申告による登録であり、交配・出産時にDNA検体や立会人の証明を必要としないなど、改ざん可能な要素があるからです。
とはいうものの、秋田犬は日本の天然記念物にもあたる、次世代に残すべき犬種です。
秋田犬を飼うと決めたら、やっぱり血統書も気になっちゃいますね。
(続く)