ゴールデンにはイギリス系とアメリカ系がいる その2
ゴールデン・レトリーバー…。
純血種の血統書発行などを行う国際的愛犬団体・ジャパンケネルクラブ(以下、JKC)ではゴールデン・レトリーバーと読んでいますが、
テレビ番組やペットショップではゴールデン・レトリバーの呼び方を多く見聞きします。
Golden Retrieverのカナ表記に100%の正解はない…はず。
ここではゴールデン・レトリバーに統一しますね。
前回も書いたのですが、ゴールデン・レトリバーの原産国はイギリスです。
上記のJKCリンクより「ゴールデン・レトリーバーの歴史はほとんど不明である。しかしイギリスで発達した犬種であることは間違いない事実である。」そして「1920年ゴールデン・レトリーバーの名称に統一された」ことが分かります。
また上記JKCリンクからは、JKCがイギリス系とアメリカ系の区別をしておらず、どちらも「ゴールデン・レトリーバー」で統一していることも分かりました。
それでは、イギリス系とアメリカ系を区別するならば、一体何が違うのか。
私個人としては、イギリス系は白系で美しく、アメリカ系は色が濃く愛らしい犬だと認識しています。
一般的には、どうなのでしょう。
(左がアメリカ系、右がイギリス系。※画像は「デジワン *ゴールデンレトリバー大全集* – デジワン 犬倶楽部」のものを使用)
違いは、
イギリス系…サイズが少し小さい・色はホワイト系が多い・鼻が少し短く、少し太い・性格は大人しい
アメリカ系…サイズが少し大きい・色は赤みがかったゴールド系が多い・鼻が少し長く、少し細い・性格は明るい
などが挙げられるようですね。
また「デジワン *ゴールデンレトリバー大全集* – デジワン 犬倶楽部」によると、ゴールデン・レトリーバーは「20年代から人気が広まって、アメリカに入って人気を博する犬種」なのだそうです。
つまり、イギリス系のゴールデン・レトリーバーがアメリカで人気になり、次第にアメリカ系のゴールデン・レトリーバーが増えていったのですね。
(続く)