昨年の犬の咬傷(こうしょう)事故件数。
平成26年度の犬の咬傷事故について、環境省の統計をもとに今日はご紹介します。
環境省のwebサイトでは現在、平成27年度版「動物愛護管理行政事務提要」を掲載しています。
(環境省_統計資料 「動物愛護管理行政事務提要」 [動物の愛護と適切な管理])
3月31日に事故状況の統計資料が更新されたようで、26年度の”犬による咬傷事故状況”が加わりました。
”全国計”と”都道府県・指定都市・中核市”の2種類、統計を掲載しているようです。
●犬による咬傷事故状況(全国計:昭和49年度~平成26年度)
(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/files/h27_3_3_1.pdf)
(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/files/h27_3_3_2.pdf)
この2つの統計内容を下記リンク先がわかりやすくまとめています。
ですが。
私もちょっと書きたいっ。
ということで。
犬の咬傷事故件数は、平成22年~26年まで4000件台前半とほぼ横ばいでした。
平成26年度における犬の咬傷事故件数は4,364件で、一番多かったのは「散歩中の飼い犬が外で見知らぬ人とすれ違った際に嚙みついた」という事故です。
放し飼いの犬による同様の事故も多いようですが、野良犬による事故はほとんどないのだとか。
まあ、外を歩いても野良猫は見るけど野良犬は見かけないですものね。
事故後は「引き続き飼い犬を飼い続ける」という選択をする飼い主がほとんどでした。
調べてみると、統計記録がある昭和54年以降、毎年ほとんどの飼い主が「飼養継続」を選択しています。
(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/files/h27_3_3_1.pdf)
どんな事故を起こしたかにもよるのでしょうが、飼い主としては出来る限り飼い続けたいですものね。
ですが、犬の口内は決してきれいではありません。
咬傷事故によって犬から人に移る病気もあるでしょうし、傷は深くなればなるほど痛く、跡にも残ります。
事故は怖いです。
事故を起こさないのが第一、もし起こしても、被害を最小限で済ませるように飼うことが第二に大事なのではないでしょうか。
実行…できてるかなぁ…。
可愛がっては、いるんだけどなぁ…。