直轄警察犬が10分で不明女性を発見。
3月15日、警察犬が出動後ものの10分で所在不明女性を探し出しました。
自宅から600mほど離れた場所にいた不明女性を発見したのは、直轄警察犬「アルノルト・フォム・マイネ・ヴンシュ号」(シェパード・雄・11歳)です。
その後、アルノルト・フォム・マイネ・ヴンシュ号が所属する秩父第1警察犬訓練所と指導士の新井寿美さんが、東松山署から感謝状を受賞しました。
優秀な警察犬ですよね。
おそらく嗅覚で発見したのでしょう。
犬の嗅覚は人の一億倍ほどだとされています。
それでも、全てのにおいに対して等しいレベルで嗅覚が鋭いわけではなく、またそのにおいを記憶して同じにおいを探し出すのは、非常に難しいことです。
警察犬は、みんなその訓練を修了しています。
日本の警察犬には各都道府県警察が飼育管理・訓練している「直轄警察犬」と、一般の人が飼育管理・訓練している「嘱託警察犬」がおり、アルノルト・フォム・マイネ・ヴンシュ号は「直轄警察犬」に該当します。
また日本の警察犬と聞くと、ほとんどの人がアルノルト・フォム・マイネ・ヴンシュ号と同犬種のシェパードを思い浮かべそうですが、日本警察犬協会は直轄警察犬を7種類指定しています。
”エアデール・テリア”
”ボクサー”
”コリー”
”ドーベルマン”
”シェパード”
この7種類を、国が警察犬として育成しているのです。
(警察犬種)
トイ・プードル、チワワ、ミニチュア・ダックスフンド、柴犬が日本で警察犬になった例もありますが、これはみんな「嘱託警察犬」なんですよ。
そういえば、エアデール・テリアが日本の警察犬として活躍した話って、私はまだ耳にしたことがないなぁ・・・。
シェパード以外の日本の直轄警察犬の活躍例を探して、明日以降に紹介しますね。
日本の嘱託警察犬や警察犬公認訓練士制度、海外の警察犬事情についても、おいおい記載します。