ゴールデンにはイギリス系とアメリカ系がいる その3
イギリス系ゴールデン・レトリバーから、アメリカ人好みのアメリカ系ゴールデン・レトリバーが派生しましたが、同様にそれ以外の国の系統のゴールデン・レトリバーも存在します。
ですが、ゴールデン・レトリバーの二大勢力がイギリス系とアメリカ系であることは、間違いありません。
ゴールデン・レトリバーの日本でのブレイクは、1984年・1985年がピークだそうです。
・ゴールデン・レトリーバー祭り! ゴールデン・レトリーバー大図鑑
そして日本にいるゴールデン・レトリバーのほとんどは、アメリカ系です。
・英国レトリバー専門 トレジャー ケイ | 犬舎紹介|ゴールデン 長野
アメリカ系の濃い色や陽気な性格が、日本人好みだったのかもしれませんね。
数の差も関係したのか、日本ではドッグショーのチャンピオン犬もアメリカ系が多く、イギリス系を評価する土台は弱かったと言えます。
だからこそ日本ではアメリカ系が広まり、イギリス系は希少で高価でした。
現在はイギリス系も、アメリカ系に匹敵する人気があります。
インターネットの普及でイギリス系のブリーダーが探しやすくなったのも、理由の一つだと思います。
イギリス系とアメリカ系の見分け方を先の記事で少し書きましたが、確実な方法は血統書での確認のみです。
イギリスのケネルで維持されてきた血統か、アメリカのケネルで維持されてきた血統かを、その犬の血統で確認できます。
祖先の犬の名前+KCならイギリス系、+AKCならアメリカ系の血統です。
つまり、先の記事で挙げたような見た目や性格の特徴は、おおざっぱな見分け方でしかありません。
犬それぞれに個性があり、必ずしも特徴に当てはまらないのです。
(続く)
《その他参考リンク》
・英国 Golden Retriever - rikachanhouses jimdo page!