老犬ブーム到来 その3
老犬ブームは老犬介護を必ず伴う。
老犬ブームと老犬介護に思いをはせつつ、
我が家の老犬について振り返った。
我が家の犬は、1匹が老犬だ。
老化が原因で、一度死にかけたことがある。
その時は深夜で、犬の体調は急に悪化した。
体全体で呼吸をして、むせるような咳を続け、
舌の色はピンクから紫、そして白へ変わっていった。
深夜に病院に連れて行き、即入院が決まった。
入院場所は、酸素室。
病院の酸素室の中で、犬の舌の色は徐々にピンク色に戻りつつあった。
けれども、亡くなる可能性も、容易には治らない可能性も、大いにあった。
肺や心臓に炎症が起こっていたそうだ。
そう簡単には治らない。
数日入院後、犬を家に連れ帰ることを決めた。
病院に入院させたまま最後を迎えたくなかったからだ。
在宅ケアができるように、病院から勧められたのが、”酸素ハウス”である。
犬、猫、小動物の在宅酸素吸入|ペット用酸素ハウス|テルコム株式会社
実際に効果があるのかどうか。
うちの犬には、効果があった。
”酸素ハウス”の利用期間は3ヶ月。
うちの犬の治療は「酸素を上手く取り入れられない」状態を改善することが一番大事だった。
だからこそ、濃縮酸素を提供しつづける環境があり、常に人の目が届く範囲に置いておくことで、それなりの自宅療養をさせることが出来たのだ。
おむつと薬が必要な老犬生活になったけれど、
食べて走って寝る犬として、まだ生きてくれそうだ。
2000年前後に始まっていた犬ブーム、2016年に始まりそうな猫ブーム。
ペットブームはまだ止まらない。
だからこそ思う。
”酸素ハウス”は老犬ブームにあたる今を機に、
必ず市場が拡大する需要ある分野だ。
(続く)