山岳救助犬
山岳救助犬というと、思い浮かぶのは名犬・バリー。
犬種はセント・バーナードのイメージがありますが、実際にはセント・バーナードの祖先にあたる犬種の犬で、40人の命を救ったとされています。
山岳救助犬というと、他に思い浮かぶのは喉もとに小さい樽を下げていること。
中にはお酒が入っています。
基本はブランデーで、ウイスキーやラム酒、ワインの場合もあるのだとか。
喉もとに小さい樽を下げたセント・バーナードの存在は、画家ランドシーアが描いた絵で有名になりました。
お酒を飲んだらはじめは体が温まるけれど、その後急激に寒くなる下戸なわたくし。
雪山で寝たら凍死する危険性が高まるというけれど、それは体温が下がるからですよね。
雪山でお酒を飲むことも、体温が下がってダメなのでは?
気つけのための少量のお酒だと、問題ないのですかね。
ちなみに救助犬は、お酒以外に、かんたんな救命道具も装備しています。
救助犬のイメージが強いセント・バーナードは、jRO(日本山岳救助機構)のマスコット、そして東京消防庁の特別救助隊と消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)のワッペンにも用いられています。
jRO(日本山岳救助機構)のマスコットには樽も描かれており、東京消防庁の特別救助隊と消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)のワッペンには樽が描かれていないのは、おもしろいですよね。
本物の山岳救助犬、見てみたいなぁ。
ちなみに現在の山岳救助犬は、ほとんどがシェパードだそうですよ。